松山と柏

昔から「白衣の天使」と呼ばれるほど看護師の女性と結婚したいという男性は多いと思うのですが、なぜ結婚できない看護師が多いのでしょうか。実際に、看護師が結婚した年齢を調査してみると早婚と晩婚の差が開いている事が分かりました。結婚が遅い人に共通していることは、日常の仕事に忙殺されて私生活の充実が疎かになっていたり、職場での地位向上やキャリアアップを第一に考える事で結婚を先延ばしするタイプも少なくないようです。病院の統合や閉鎖が話題に上がっていますが、医師不足あるいは看護師不足が叫ばれています。日勤だけでなく夜勤でも働いて、不規則な毎日を送りながら時には急患にも対応しなければならず、多数の看護師はかなりの重労働をこなしているといわれています。男性看護師も増えてきてはいますが、現在のところ、まだ女性の方が圧倒的多数の職業であるため、ストレスに悩まされたり、トイレに自由に行けず便秘になってしまう看護師も多いというのも理解できる話です。業務の多さ、責任の重さ、なによりその忙しさにより、看護師の仕事はかなり厳しいものですから、やり辛さを感じることがあっても、おかしくありません。夜勤を前提とした二交代制、三交代制の勤務形態もあり、たいていの看護師は、体内時計を狂わせてしまって、そのうちに体調を崩すこともあるのです。昼夜にわたる、大変な仕事によってどんどん疲れていって、とうとう、腰痛などを起こしてしまったりします。そして、心身への負担をしみじみと思い知らされることもあるのです。全国的に看護師が不足している現状は社会生活に支障をきたすほどの問題になっています。代表的な要因として過酷な労働環境があります。近年、看護師の医療行為が解禁されたことで看護師一人にかかる仕事量が増加し、仕事に拘束される時間も長くなり、簡単に休みをとることが出来ず、疲弊する一方なのです。また、子供を出産後、夜勤で働きながらの育児は困難だとして、退職する人もいます。病気や怪我のリスクが高まる高齢者が、人口の四分の一ほども占めるようになり、着実に治療が必要な疾患や、怪我が増えているのです。ですから当然、医療機関で働く看護師も大勢が働いているべきなのに、看護師が足りなくて困っている、という病院はたいへん多いのです。しかし、人材が不足している、ということはつまり、それによって求人も多くなりますから、転職先に困ることはない、というメリットも確かにある訳です。
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